北広島「水の世紀を生きる」プロジェクト

  • プロジェクトはこうして始まった。
  • 水の惑星で 水のふる里で 水の世紀をどう生きるか

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  • プロジェクトの概要

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水面に落ちた一雫の波紋は静かに広がりながら新たな波紋を呼び起こしています。

「水の世紀を生きる」プロジェクトキャンペーン
平成19年度事業報告

平成20年2月4日(月)広島大学東広島キャンパスで実施した「北広島のおいしい水を食べるフェア」をオープニングイベントに、展示「水と田舎と北広島町(2月4日~15日)」、「フォーラム『水の世紀を生きる』(2月24日)」で、「水の世紀を生きる」プロジェクト平成19年度キャンペーンは終了しました。 北広島町の住民と広島大学の研究者の間で始まった「水と人の良好な循環づくり」の小さな社会実験は、町民と行政、町民と都市住民の新しい人のネットワークをつくるなど、静かな湖面に落ちた一雫の水が立てた波紋のように、予期せぬ勢いで湖面に広がっています。

●企画責任者
広島大学大学院 国際交流研究科 助教 菊池亜希良
NPO法人やまなみ大学地域自立支援センター 理事 山本正克

●主催
北広島「水の世紀を生きる」協議会

●共催
広島大学大学院菊池研究室

●後援
広島大学・北広島町

北広島のおいしい「水」を食べるフェア

キャンペーンオープンイベント 北広島のおいしい「水」を食べるフェア

●開催日時: 平成20年2月4日(月)午前10時より午後3時
●会場: 広島大学東広島キャンパス内生協食堂及び本部西広場
●天気: 薄日後曇り時々小雨
●出店参加者: 飲食=へんぽこ茶屋・三田風月堂・大暮養魚場・わさ~る産直館
物販=舞ロードIC千代田・どんぐり村どんぐり荘・わさ~る産直館・新見仕出し弁当店
その他=あるぺん屋・たびーと・わさ~る産直館・NPOやまなみ大学

北広島町は大雪。東広島市は、薄日後曇り時々小雨のやや寒い1日ではあったが、学生はもとより、教職員に混じって地元の親子連れの姿もときおり見かけ、想像以上に盛況で熱く楽しいフェアとなった。真ん中の田舎サロンの焚き火の周りでは、学生や教職員と地元のおじさんやお兄さんたちと団欒する姿も多く、北広島町の住民と広大の学生・教職員との交流もでき、北広島町のアピールもかなりできたのではないかと思われる。本来の目的である「水の世紀をどう生きるか」「水」の大切さがどのように意識下にでも蓄積することが出来たかは未知数であるが、少なくとも「水の世紀」に「水と共に生きる」と決断した北広島「水の世紀を生きる」協議会の思いは、「水」「お米」「北広島町」が少しのつながりとして伝えることが出来たのではないかと思います。

水の世紀を生きるポスター 生北広島のおいしい水を食べるフェアチラシ
キャンペーンポスター 北広島のおいしい水を食べるフェアチラシ
会場全体風景 あまごの塩焼き
会場全体風景。空は少々寒そうですが、試験の合間を縫って大勢訪れていただきました。
あまごの塩焼きをほうばる学生グループ。焼ける端から売れ続け、大忙しでした。
手焼きクレープ ご飯の試食
手焼きクレープも猪肉まんもぜんざいも行列が出来るすごい人気で、たちまち売り切れです。
ご飯の試食、名水コーナーも関心が高い。用意した5種類のご飯もあっという間に無くなった。
田舎サロン 北広島町の農産物
おじいちゃんと孫ほどの年の差がむしろ幸い?田舎サロンの焚き火談義。いい感じでした。
北広島町の農産物や加工品を中心とした物産の販売コーナーも人だかりができていました。

フェアアンケートによる北広島町産米のおいしさ度結果

●フェアで使用または試食提供したお米
・大朝コシヒカリ「郷力米」
・大朝コシヒカリ「いかだづ米」
・大朝コシヒカリ「ぴゅあ菜米」
・芸北「あきたこまち」
・古代赤米と大朝コシヒカリ
「水の世紀を生きる」キャンペーンのシンボルである「水稲」。フェアで使用したお米はすべて北広島町産の米で、広大生協食堂では1日6千食。テント村では、5種類すべての試食をしていただきアンケートをお願いした。その結果以下のようなアンケート結果が出ました。

広島大学の学生・教職員の出生別

出身地別北広島のお米のおい度

アンケート集計・分析:CC50

展示「水と田舎と北広島町」

水の世紀を生きるキャンペーン広島大学・協議会共同展示 展示「水と田舎と北広島町」

●開催日: 平成20年2月4日(月)~15日(金)
●会場: 広島大学中央図書館及び地域交流プラザ
●展示: 北広島「水の世紀を生きる」協議会
広島大学大学院生物圏科学研究科 田中研究室
広島大学大学院文学研究科 岡橋研究室
広島大学大学院生物圏科学研究科 谷田研究室
広島大学大学院国際協力研究科 菊池研究室
●展示協力: 岩戸さんさん会・大朝飾り牛保存会・大朝中学校

「水と田舎と北広島町」では、北広島町の「水」をキーワードとした自然や文化・産業を過去・現在・未来への時間軸で捉え展示を通して、北広島町の「水の文化」「水資源」の豊かさと広島大学の研究者による研究と合わせて利用の可能性と課題を発表しました。北広島町内の多様で豊かな水文化・水環境に、見学者から驚きの声も上がり、北広島町の方の中には、「勇気が出た」「自信を持てる」と喜んでおられました。また、広島大学中央図書館地域交流プラザとしても初めての試みであり、今後の地域連携のあり方を示唆したとも言えます。

岩戸ほたる祭り 展示パネル
図書館中央の吹き抜けには、3階から「岩戸ほたる祭り」の大横断幕が他を圧倒しています。
交流プラザには北広島町の水環境・水文化・環境への取り組みをパネル展示しました。
花田植え 水と田舎
広島大学中央図書館入り口ロビーには「水稲」をシンボライズした花田植えの牛飾りが、わさ~る産直館のお米の暖簾とともに展示。
広島大学の研究者4名も「水と田舎と北広島町」のテーマで展示協力しました。

北広島町の地域通貨(ユート)の社会実験

北広島町の地域通貨(ユート)の社会実験

北広島町と北広島町商工会が広島大学の浅原学長にプレゼントしたユートは、学長より学生と教職員へプレゼントされ、当日会場で当選者に配布。当日受け取りにこられた方は90名。残りの10名は翌日以降に広島大学の菊池助教が手配りされた。当日配布した90名の内、約70名がその会場で使用されたもようで、フェアで使用していただくという目標はほぼ達成された。このユートの社会実験は、うれしさや感謝の気持ちがユートの流れと逆向きに発生し、良好な循環のシステムが生まれたと考えられます。

ユートの利用提案

図:菊池亜希良

フーラム「水の世紀を生きる」

キャンペーンフォーラム北広島町で開催 -まちづくりに生かす水源地域の「水」環境と「水」資源-フォーラム「水の世紀を生きる」

●開催日: 平成20年2月24日(日)午前9時30分より
●会場: 北広島町役場2階大会議室

「まちづくりに生かす水源地域の「水」環境と「水」資源」をテーマに、「北広島町の環境を考える日・北広島町の環境と未来」の一環として開催。2月下旬といいながらも、雪国ならではの吹雪の中、町内外から約100名の参加者を得て、奈良県天川村の豕瀬さんは世界遺産の村の古来からの信仰と結びついた自然を敬い自然と生きる村づくり。広島国際学院大学の佐々木教授は、広島と北広島町の水の素晴らしや危機的な状況、また水が生み出す文化と活用の進め。広島大学国際交流研究科の菊池助教は、専門の循環生態学の観点から、このプロジェクトの目的や都市と田舎のあるべき姿を提言。など、講師3名がそれぞれの立場で発表。天川村の名水「ごろごろ水」、北広島町の名水「よみがえりの水」また、町内の普通の「井戸水」の試飲コーナーや天川村の紹介コーナーも設置。改めて、北広島町の「水」とまちづくりを考える機会となりました。

フォーラム「水の世紀を生きる」チラシ
フォーラム「水の世紀を生きる」チラシ

フォーラム フォーラム
フォーラム フォーラム

「水を守り、地域を守る・・・源流の資源を活用した地域づくり」

豕瀬 充 氏
豕瀬 充 氏
奈良県天川村地域政策課 課長補佐
1961年奈良県天川村出身。
1982年天川村役場に勤務。天川村在住。
吉野熊野国立公園内の保全・整備や「紀伊山地の霊場と参詣道・大峯奥駈道」の世界遺産登録の業務を担当。村内の源流部に分け入ることが多く、自然環境の変化を目の当たりにして山村地域の存続に危機感を覚える。以後、自然再生を機軸とした地域再生を目指して取り組んでいる。

天川村は村の3分の1が国立公園で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を持っています。古くから修験道の聖地であり、「天と地」(あめつち)の交わる山岳は古くから信仰の対象としてきました。命の源である水を生み出す、山岳信仰の聖地として今もなお厳しい修行が行われている大峯の山々からは清冽な水が湧き、環境省の日本名水百選、国交省の「水の郷百選」に選定されている天川村では、古来からの信仰に基づいた自然と共生する地域文化・風土・環境を守ることで地域に新しい価値を産み、地域の活力も生み出そうとする様々な取り組みを始めています。地域資源である世界遺産や豊かな自然の山や川・水、さらに温泉などを生かした観光施策や名水を活用した地場産業の育成。しかし、現状は厳しく、最大の基幹産業とならなければならない山・森林は林業不振や温暖化の影響が考えられる鹿の北上による、貴重な原生林の荒廃をもたらしています。山の荒廃は回りまわって、天川村の貴重な財産「水」さえも危機となることを意味しています。そこで、水を守るために森造りを進める。森造りをすることで雇用も確保し、自然環境がよくなることで「名水」の保全を果たす。単なる観光振興ではなく地域づくりのための環境保全。それが地域の価値を高めていく。そんな循環の輪をづくりを目標として主体的な村づくりを進めています。

「水源は今」

佐々木 健 氏
佐々木 健 氏
広島国際学院大学 教授
1949年呉市出身。
1972年広島大学発酵工学科卒業。1972年辰馬本家酒造株式会社研究室勤務。1975‐1980年広島大学大学院工学研究科修士、博士課程単位取得、工学博士。1980年広島電機大学(現広島国際学院大学)講師、助教授を経て現在に至る。専門は、環境化学、バイオ全般、分析、特に名水分析が得意。環境で培われた分析と、きき酒の知識とを結び付け、コンピューターによる独自の名水鑑定法を開発。著書に、『広島中国路水紀行』(渓水社)、『物質科学』(学術図書出版)、『廃棄物のバイオコンバージョン』(地人書館・共著)、『広島県の名水』(名水バイオ研究所)他。

広島都市圏の名水は、次々と宅地開発などが進み汚染や水枯れが進んでます。広島の清酒、お好み焼き、もみじ饅頭などの食文化や広島で発達した機械産業、自動車産業も広島のきれいな軟水があったからであり、産業や文化は「水」と切り離して語ることは出来ません。広島市の繁栄を支えた太田川も以前から考えるとずいぶんきれいになってきたことは、流域地域の人々の努力の賜物であるが、悲しいことに、水源地域の人々の努力に比べ、都市部の行政や人々の環境や水を守ろうとする意識は低く、都市住民の命や生活、都市の産業を支えてきた水への思いは少ない。現状では田舎の努力を都市住民が理解することは難しいかも知れませんが、今後の課題として、上流の努力の恩恵を受ける都市住民の意識の向上が、今最も重要であると思います。しかし同時に、源流部の本来きれいであるはずの山から出てくる名水からも近年、雑菌が検出されるなど汚染が始まっています。それは、山の手入れが行き届かなくなったことも一つの要因。山の中で堆積した土砂や枯葉・枯れ木が腐りヘドロ化しています。そこに雑菌が繁殖し、流れ出たり、花崗岩質の特徴でもある、浸透力の高さが汚染を広げてもいますから、山の手入れをすること、汚染源を作らないことが名水をつくることにもなるのです。北広島町はきれいな軟水とすばらしい水環境を持っていますから、その水を生かした特産開発や利用の方法を考えることが地域づくりにつながるのではないでしょうか。ヒントは、名水などに伝わる伝説や言い伝えの中に隠されています。伝説や言い伝えも活用しながら知恵を使って、水をうまく活用し地域の活性化に取り組んでください。

「水は源流から都市・海をつなぐ」

菊池 亜希良 氏
菊池 亜希良 氏
広島大学大学院 助教
1971年宮城県仙台市出身。
1992年大学に入学以来、広島県在住。
1996年広島大学教育学部卒。
2002年広島大学博士(学術)。現在、広島大学大学院国際協力研究科助教。専攻は湿地、草原、里山などをフィールドとした水と人と里山の共生をテーマとした生態学・社会学。今回の北広島「水の世紀を生きる」プロジェクトの共同企画責任者として、理論構築すると共に、広島大学をコーディネートした。

物質・生き物・社会や物事の循環のあり方や新たな価値、その根拠を見つけるのが循環生態学。
今の都市の社会構造は、田舎から人や物が流れることで成り立っているにもかかわらず、その相対的な立場は都市が有利な構造となっています。それは、市民と銀行の関係にたとえられます。銀行は市民から託された資金を運用し、その利益から利息という形で市民に還元する。その関係性はどちらが有利であるかではなく、「お互い様」の関係がバランスを保っており、どちらかが有利になるとそのバランスは崩れてしまいます。「水」を例に考えてみると、「水」は源流から都市へ供給され、利用され、汚染されて海へ流されています。都市は「水」を利用し、物を作りサービスを生み出していますが、そのほとんどは都市で消費され、一部が田舎へ循環しますがその対価を再び田舎は都市へ支払わなくてはなりません。また、供給される資源としての「水」に対する本来返ってくるはずである利息は、生産に伴う廃棄物という形、過疎高齢化などの問題として海または源流へと循環しています。その結果として、海はヘドロに覆われ、源流域では山や田畑の放棄・荒廃と地域の崩壊、また、環境の保全という大きな代償を理由無く払わなくてはならなくなっています。この社会構造はバランスの取れた循環であるとは言えず、都市と田舎の双方の人々が「お互い様」で「少しずつ幸せになる」仕組み、取るべき道、関係づくりが今必要です。そこで今回の北広島町と広島大学との社会連携キャンペーン「水の世紀を生きる」は、田舎モデルを北広島町、都市モデルを広島大学とし、循環する検証物として「水」をキーワードに、「水稲(お米)」をシンボルに新しい関係づくりの社会実験を行いました。利害や価値観の異なるさまざまな人々や組織が、ぶつかり合う要求を出しながら、それぞれが妥協し「お互い様」と「少しずつの幸せ」の関係をつくることが出来たのではないか。その大きな要因は、「任意で自由に自己主張する田舎」と「妥協しながらも抱えるストレスの解消を図る都市」がパートナーとして「お互い様」の関係を作れたこと。また、「自由財」ですべての人間にとって「かけがえのない公共財」である「水」の価値、環境の価値が少なからず都市モデルの広島大学に受け入れていただけたからであると考えられます。
今後に向けて、水源の町は、自由財で誰にとってもかけがえのない公共財の「水」「水環境」の価値づくり。都市では感謝の気持ちを見える形にすること。そして「お互い様」の関係で自立して主張しあうことで、自然でバランスの取れた循環をつくり出すきっかけになったと考えられます。

一人ひとりが自立して、自由に快適に暮らせる社会への序章として

一人ひとりが自立して、自由に快適に暮らせる社会への序章として

中国新聞
中国新聞平成20年2月14日朝刊ワイド中国で地域連携のあり方を取り上げて頂きました。(記事:江川裕介)
中国新聞
中国新聞平成20年2月25日朝刊社説・中国地方の視点から

何より小さな社会実験が、小さな現場から生まれ、たくさんの自由で任意の参加を得て、北広島町や広島大学の関係者と共にぶつかりながら要求と妥協、そして小さな理解と納得。まさに「お互い様」と「少しずつの幸せ」を感じて実現できたことが最良の結果だと思います。この結果が「水の世紀を生きる」プロジェクトのスタートとなるか終わりとなるのかは、まさに、参加する市民・住民の自立と意識とにかかっています。幸い、この結果として、少なからず都市市民の賛同の声や多くの地域住民からの参加希望、また、北広島町や広島大学のみならず地域社会の周辺から、課題も含め同プロジェクトに関心と期待が寄せられています。小さな小さな一雫が立てた波紋は自由意志で広がり始めています。この意識の芽生えが少しずつ成長することを信じて、一住民として、一社会の構成員として私たちも取り組んでいこうと思います。なお、このプロジェクトは北広島町を田舎モデル、広島大学を都市モデルとして社会実験を始めましたが、私たちはそのモデルや地域に固執しておりません。広く門戸を開き、全国あらゆる地域、人々とのネットワークや連携を視野に入れて考えておりますので、少しでもこの取り組みに関心や参加希望があれば心から歓迎いたします。このホームページのお問い合わせ先にお電話ください。

北広島「水の世紀を生きる」協議会

広島大学と北広島町の包括的連携協定とは?

・包括連携協定締結の目的
北広島町と広島大学との間には、既に様々な分野での連携が行われています。そうした認識のもと、広島大学が有する豊富な知的資源を北広島町地域のまちづくりに高いレベルで活かしていくことを目的に、包括的連携協定を締結します。今後は広島大学と北広島町の持てる資源を有効に活用し、一層の相乗効果が上がるように連携を深めていくことになりました。
・連携協力の内容
  1. 中山間地域の活性化を目指した行政の役割
  2. 地方分権の観点から考えた町村合併の成果と課題
  3. 芸北地域の産業振興の方策
  4. 芸北地域の自然環境の保護
  5. 江の川流域の水質変化と河川再生
  6. その他、相互に連携協力することが必要と認められる事項
・協定締結を機に新たに連携を推進する事項
  1. 中山間地域活性化、産業振興、地方行財政システムの適正化、自然環境の保護等に関する連携事業
  2. 各種情報の相互提供及び広報
  3. 各種委員会,審議会等の活動
  4. その他相互に連携協力することが必要と認められる事項

北広島「水の世紀を生きる」協議会

「お互い様」と「少しずつの幸せ」

協議会の様子

江の川の水源地域の水環境調査を進めていた、広島大学の菊池先生と北広島町の恵まれた「水」環境・「水」資源を活かそうと考えていた北広島町大朝の住民との出会いから始まった北広島の水源地域の魅力探しは、いつしかまちづくりの根幹へと辿っていた。北広島の水資源、水環境が作り出すシンボルは何なのか。導き出された答えは「お米」。この北広島町は広く知られたお米の里。特に大朝はその名が高く知られていた。「水」がキーワードなら、シンボルは「水稲」。それなら都市住民にも「水の大切さ」「水のありがたさ」が伝わるのではと。声を掛けた北広島町のさまざまな人、団体はすぐにその意味を理解した。そして任意団体「北広島『水の世紀を生きる』協議会」は立ち上がった。NPO法人やまなみ大学地域自立支援センターがコーディネートをし、産業の振興、観光振興、さらには都市との交流、教育・環境学習や地域づくりなど、水源地域と都市住民にとってバランスの取れた資源(水・食糧・資金・人・知)の実証的循環システムの構築と、北広島町をモデルに都市住民も含めた、より多くの人がここちよいと感じる「水環境」の実現。言うならば、「水」を媒体とした都市と田舎の対等な関係づくりを目指して、2007年12月16日第1回協議会を開催。北広島町の有志と団体、広島大学、北広島町、NPOやまなみ大学地域自立支援センターなどの約20の団体と個人が参加している。

●参加団体
北広島町・北広島町大朝支所・広島大学広島大学生協
広島県交流定住促進室・北広島町商工会・NPOやまなみ大学地域自立支援センター
芸北観光協会・大朝まちづくり会社NPOいーね!おおあさ・大朝農産株式会社
豊平どんぐり村どんぐり荘・豊平どんぐり村さんさん市
わさ~る産直館・お休みどころ吉川本陣
可愛川漁業協同組合・大朝運動公園・豊平ウィング
原東三ちゃんs村・ホープバス協同組合双葉保育園
かりお茶屋・アザレア会・小倉城をエンジョイする会 その他
●企業・個人
へんぽこ茶屋・新見仕出し弁当店・三田風月堂・大暮養魚場・あるぺん屋
大内林業・CC50・千代田砕石
友田 正夫・世羅 進・二本木 均・中村 成宏・杉本 武信・美濃 孝二・古本 昌信
坂木 洋子・森光 博・橋渡 良臣・広森 俊樹・山本 正克・菊池 亜希良
2008年3月1日現在(順不同)
●企画責任者/お問い合せ
広島大学大学院国際協力研究科 助教 菊池亜希良 / 菊池研究室:TEL(0824)24-6930
NPOやまなみ大学地域自立支援センター 理事 山本正克 / CC50:TEL(0826)82-3993